会長挨拶

福岡市精神科医会

会長挨拶
松井隆明

本日は福岡市精神科医のホームページを閲覧頂いたことに感謝申し上げます。
我が国の精神科医療は、主として入院を中心に行われてきた歴史がありますが、治療薬、治療技術の進歩とともに入院を必要としない患者さん達が増えたことと入院日数の短縮化により病床数の減少と精神科診療所の増加が顕著となってきました。現在福岡市の精神科病院のほぼ全てが福岡県精神科病院協会(福精協)に、また精神科診療所の多くは福岡県精神科診療所協会(福精診)に属しています。それぞれが別団体として活動していることと医師研修制度の変化により、近年精神科医同士の顔が見える関係は徐々に薄れてきています。福岡市医師会を含めた周囲の方々からは「どこに相談して良いのか分からない」との声が大きくなったことで福岡市精神科医会の設立を求められた経緯があります。初代会長として、舩津邦比古先生がれ長年その重責を担ってこられましたが、残念ながら退任の意志を示されたため令和4年9月より私が第2代会長を仰せつかる事となりました。今後も両協会との連携を図りながら必要に応じて福岡市医師会、行政などに対しては専門医会としての役割を果たして行きます。また、医師会、福精協、福精診への加入を問わず、多くの福岡市勤務または在住の精神科医の入会を通して精神科医のより良い情報交換、親睦、交流の場を作ることに努力いたします。
一人でも多くの先生方の先生方に入会をお願いでき、より良い会にして行きたいと考えておりますので、何卒ご協力、ご支援の程の程よろしくお願いいたします。